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再生医療に指針 犬と猫「科学的に有効」限定

2017年3月16日『日本経済新聞』 岡山大学が犬の歯の再生に成功、将来的には人に応用も

 ビーグル犬の子犬から小臼歯の基の細胞や組織を採取し、体外で培養して歯の原型に近づけてから同じ子犬の顎の骨に移植したところ、構造や機能が完全な歯に再生したと、岡山大と理化学研究所の研究チームが発表した。論文が18日までに英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

 この実験は理研の辻孝チームリーダーらが開発した「器官原基法」による。過去にマウスで成功しており、今回は大型動物で実証できた。将来、人間で歯の再生医療を実現するには、親知らずの細胞や人工多能性幹細胞(iPS細胞)の利用が考えられる。

 器官原基法は、さまざまな臓器や器官が胎児期に上皮細胞と間葉細胞の相互作用で形成されることから、その初期過程を体外培養で再現してから移植に使う方法。マウスでは毛を生み出す組織や涙腺、唾液腺も再生させている。

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乳歯下細胞でイヌの歯 岡山大など再生実験成功

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